物心ついた頃から、父のことが好きだった。

「お父さんより、しあわせにならんといかん」、
「人に迷惑をかけんなら、好きに生きろ」が口癖でした。
幼少期から、いつも目線を合わせて、共感の表情で話を聞いてくれました。

絵画教室、そろばん教室、ピアノ教室、剣道場、空手道場、将棋クラブ、サッカークラブ、ボーリングクラブ、野球チーム、やりたいことはなんでもやらせてくれました。

自分がまわりのことを気にせず、のびのびと楽しく生きてこられたのは、父の笑った顔（僕には怒ったことがない）と遺伝子のおかげだと思う。

父は、何をやっても楽しそうな人だった。
何事にも執着せずに、自分が選択した結果を受け入れ愚痴らない、そんな人生の達人でした。